Fivetranのユーザーとロールについて
こんにちは。
先日ふと外を見たら雪が降っていてびっくりしたshoです。
さて、今日はFivetranのユーザーとロールについてご紹介していきたいと思います。
Fivetranはデータ連携を自動化することができるサービスです。
SalesforceやGoogle Analyticsなどの150以上のデータソースからデータを抽出、ロード、変換(いわゆるELT処理)を実施することが可能です。
Fivetranでは、アカウントに関するロールとDestination(データ同期先)に関するロールの2種類が存在します。
ここからは、各種のロールについて触れていきたいと思います。
アカウントに関するロール
アカウント管理ページにアクセスすることが可能なロールになります。
Owner
Owner(オーナー)は、アカウント管理者に付与するアカウントとなり、以下の権限を保持しています。
- Destinationの管理:Destinationの追加・削除
- セキュリティの管理:認証設定の変更
- ユーザーの管理:ユーザーの招待・削除
- アカウント情報の確認:アカウント内のDestinationとユーザーの一覧
- 使用状況の確認:アカウント内のすべてのコネクター、Destinationのクレジットの消費状況と月間アクティブ行の確認
- 請求の確認:アカウントの詳細な請求情報
- 請求の管理:クレジットカードの追加、請求プランの変更
Billing
Billing(ビリング)は、請求に関する情報を確認できるアカウントとなり、以下の権限を保持しています。
- 使用状況の確認:アカウント内のすべてのコネクター、Destinationのクレジットの消費状況と月間アクティブ行の確認
- 請求の確認:アカウントの詳細な請求情報
Destination(データ同期先)に関するロール
Destinationダッシュボードにアクセスすることが可能なロールになります。
Admin
Admin(アドミン)は、Destinationを管理することができる権限になります。
- Destinationの管理:Destinationへの接続のセットアップ・編集
- ログの管理:ログサービスへの接続のセットアップ・編集
- ユーザー管理:ユーザーの招待・削除
- コネクター管理:コネクターのセットアップ・編集・削除
- 変換の管理:変換処理のセットアップ・編集・削除
- アップロード:ファイルのアップロード
- Destination情報の確認:Destinationに関するすべての情報の閲覧
Analyst
Analyst(アナリスト)は、コネクターや変換処理を管理することができるアカウントになり、以下の権限を保持しています。
- コネクター管理:コネクターのセットアップ・編集・削除
- 変換の管理:変換処理のセットアップ・編集・削除
- アップロード:ファイルのアップロード
- Destination情報の確認:Destinationに関するすべての情報の閲覧
Uploader
Uploader(アップローダー)は、csvファイルをアップロードするため、保持している権限は以下のみになります。
- アップロード:ファイルのアップロード
- Destination情報の確認:Destinationに関するすべての情報の閲覧
Read Only
Read Only(リードオンリー)は、Destinationに関する情報を確認することのみができる権限になるため、保持している権限は以下のみになります。
- Destination情報の確認:Destinationに関するすべての情報の閲覧
カスタムロールの作成
上記でご紹介したロール以外にも、Destinationに対する権限はカスタマイズした権限を追加することも可能です。
カスタムロールを作成するには、アカウントのOwnerロールが付与されている必要があります。
以下の項目から適用する権限を選択します。
- Destinationの管理:Destinationへの接続のセットアップ・編集
- ログの管理:ログサービスへの接続のセットアップ・編集
- ユーザー管理:ユーザーの招待・削除
- コネクター管理:コネクターのセットアップ・編集・削除
※すべてのコネクターを使用できるか、任意のコネクターのみを使用できるか指定することができます。 - 変換の管理:変換処理のセットアップ・編集・削除
- アップロード:ファイルのアップロード
作成したロールはすべてのDestinationに反映され、ユーザーを新規で追加する際や、既存のユーザーを編集し、ロールの一覧から選択することが可能となります。
まとめ
今回は、Fivetranのロールに関してご紹介しました。
既存のロールだけではなく、カスタマイズも可能となっているため様々な用途にあわせたユーザー管理を行うことが可能となっていますので、ぜひご活用ください。